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zoom RSS Mr.Children「くるみ」PVより Mr.Adults

<<   作成日時 : 2013/12/17 20:17   >>

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疲れ果てた様子の男は、ひとり夜の街路に佇んでいた。
情けない事に、コートのポケットを探ってみても出てくるのは小銭だけだった。すれ違う人にぶつかった拍子に躓いて、ふと見上げた先のショウウィンドウに古びたアコースティックギターが飾られている。男は不意に駆け寄り、いつまでもそれを眺めていた。

思い出したのは、毎日楽しくギターを弾いて仲間と過ごした学生時代だった。

長らく生活を共にした妻子はもういない。絵空事ばかり並べる男に愛想を尽かせて出て行ってしまったようだ。書いては捨て、書いては捨て、男はこれまでの人生を振り返るようにノートの切れ端に詞を書いた。身銭を切って手に入れた、あのアコースティックギターを傍らに据えて。

「この歌が出来たら、まずは蕎麦屋のあいつに聞かせよう。それから、工事現場で働くあいつにも。
子供が生まれたばっかりだけど八百屋のあいつはどうしてるかな?恐妻家だもんなぁ……」

「バンドの名前は……Mr.Children……いや、Mr.Adultsなんてどうかな?」

こうして、それぞれの道を歩んでいた仲間と共にバンドを再結成したのだった。

彼等は歌に乗せて訴える。
「人生は都合よく回らない、けれど何処かで明日に希望を持っている」と。
しかし……結果はなかなか振るわない。やはり人生とは、そうそう都合よく回らないものなのだ。宴席の前座で歌った帰り道、再び充実感を取り戻した仲間をよそに、男は自信を失った様子で項垂れていた。

「今日はダメだったけど、次に上手くやりゃいいさ」

そう仲間に肩を叩かれる。
男はコートのポケットに突っ込んでいた絵空事の切れ端を丸めて捨てると、再び夕暮れの道を歩んで行くのだった。



私の勝手な解釈でもって、PVのストーリーを書いてみましたが如何でしょう?最近の自分が疲れ気味なせいか、このPVは琴線に触れるものがありました。

若き日を思い出し、再び情熱を携えてバンドを組んで世間に打って出るもパッとせず。そんなドサ周りの帰り道、主人公は少々うなだれて、それでも他のメンバーはどこか清々しい表情。悟ったひとりが「ホレ、しっかりしろ」と言わんばかりにポンっと肩を叩きます。これで決心が付いたのか?主人公が何か(おそらく、バンドを組んで一旗上げる夢)を棄て、ふたたび己の道を歩いて行く……夕暮れの土手を歩いて行く各々の後姿が強く印象に残りました。


このおっさんバンド「Mr.Adults」のお話、コミカルさを抑え目にして連続ドラマに仕立てたら良い物ができるだろうなぁ。と思った次第。



PIXIV:Mr.Children「くるみ」PVより Mr.Adults
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=40297856

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